今日は劇場で、以前から話題になっていた映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を鑑賞してきました。

実を言うと、おじさんは少し前に「原作小説の評判が凄まじく良い」と聞き、Kindleセールのタイミングで原作本は購入済みでした。
しかし、いつもの悪い癖で、1ページも開かないまま積読状態…。
そんな中、映画版も非常に好評で、本国アメリカでも大ヒットしているという噂を耳にしました。
「これは劇場の大スクリーンで見ておくべきではないか」と思い立ち、ほぼ予備知識ゼロの状態で映画館へと向かった次第です。
宇宙を舞台にした「最高のバディもの」
帰宅後に改めてあらすじを確認したところ、本作は以下のような物語です。
太陽エネルギーの減少により、人類は滅亡の危機に直面。
11.9光年離れた宇宙へ送り込まれた科学教師ライランド・グレースは、孤独なミッションの最中に異星人「ロッキー」と出会う。
異なる文明を持つ二人は、協力しながらそれぞれの故郷を救うために立ち上がる―。
設定だけを見れば本格派のSFで、劇中でも科学的な説明が次々と登場します。
正直に申し上げますと、おじさんはその理屈を半分も理解できていませんでした。
ですが、見終わった後の感想は「細かい理屈がわからなくても、最高に面白い!」これに尽きます。
公式サイトでは「科学の知識を武器に宇宙の超難題に挑む物語」と紹介されていますが、この映画の芯にあるのは、もっとエモーショナルな部分です。
一言でまとめるなら、本作は「地球人と異星人の極上バディもの」です。
単に共闘するだけではありません。
ファーストコンタクトに始まり、どうやって意思疎通を図り、信頼を築き、不可能とも思える困難を乗り越えていくのか。
その過程が驚くほど丁寧に描かれており、ぐいぐいと引き込まれました。
科学や宇宙の話でありながら、いちばん心に残るのは「友情」や「相棒感」という普遍的な熱さなのです。
おじさんは、ここが本作の最大の見どころだと感じています。
科学に詳しくなくても「応援したくなる」凄み
SF映画と聞くと、難解な用語や設定を前に身構えてしまう方も多いかもしれません。
しかし本作は、専門的な壁を「感情のドラマ」が鮮やかに飛び越えてくれます。
「難しいことはよくわからないけれど、とにかくこの一人と一匹(?)を応援したい!」
その気持ちだけで、最後まで物語を堪能できるはずです。
スタッフ陣の豪華さも、クオリティを支えています。
- 監督: フィル・ロード&クリストファー・ミラー
- 脚本: ドリュー・ゴダード(『オデッセイ』)
- 原作: アンディ・ウィアー(『火星の人』)
主演のライアン・ゴズリングはもちろん、相棒のロッキーも実に見事でした。
ジェームズ・オルティスによる操演と声が、ロッキーを単なるCGキャラクターではなく、血の通った「そこにいる存在」として確立させています。
上映時間は2時間半を超える長尺ですが、おじさんは全く中だるみを感じませんでした。
孤独なサバイバル、未知の生命体との交流、そして胸が熱くなる協力プレイ。
これらが絶妙なバランスで展開されるため、体感時間はあっという間です。
途中でトイレに行きたくなって一度席を立ちましたが(笑)、それでも「長すぎてしんどい」という印象は微塵もありませんでした。
鑑賞後の清々しい満足感
ラストについてはネタバレになるため伏せますが、これだけはお伝えしておきます。
見終わった後に、最高の後味の良さが残る作品です。
最近の大作映画には、どこか陰鬱だったり、続編ありきのモヤモヤした結末だったりするものも少なくありません。
しかし本作は、一本の映画として見事な完結を見せ、深い満足感を与えてくれます。
この潔さも、おじさんにとっては非常に好印象でした。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、難しい理屈抜きで楽しめる、一級品のエンターテインメントSF映画です。
宇宙や異星人が好きな方はもちろん、「SFは少し苦手かも」と思っている方にこそ、ぜひおすすめしたい一本です。
おじさんも、今度こそ原作をしっかり読み込んでから、もう一度劇場へ足を運びたいと思っています。
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