最近、香港で大きな火災がありましたよね。
映像も衝撃的で、あれだけの被害が出ているのだから「大変なことだなぁ」と思うのは当然です。
ただ、その一方で、日本のテレビが連日、かなり長めの時間を割いて報道しているのを見て、正直ちょっと違和感も覚えました。
だって、完全に外国の出来事じゃないですか。
日本人が被害に遭ったわけでもないのに、NHKでも民放でも連日トップニュース、お昼のワイドショーでも冒頭30分近くがこの話題。
「そこまで大きく扱うものなのかな？」と思ってしまったんですよね。
こういうことを書くと「人命の話なのに冷たい」と言われるかもしれないけれど、そこが言いたいわけじゃなくて、単純に「優先順位として、ちょっと変じゃない？」という話です。
実際、同じ時期に大分で大規模な火災があって、こちらも何十棟も被害が出ましたよね。
でも、数日経ったらテレビはほとんど触れなくなりました。
地元の人からすれば大事件なのに、全国ニュースではあっという間に「消える」。
一方で、香港の火災は3日以上トップ扱いが続く。
こういう落差を見ると「え、国内より外国のほうが大事なの？」みたいな感覚になってしまうんですよ。
さらに言えば、中国で日本人アーティストが理不尽な扱いを受けた話題も、ほとんどテレビで見かけません。
アニソン歌手がコンサート中に電源を落とされて強制終了させられた件とか、浜崎あゆみの中国公演が突然キャンセルされた件とか、普通に考えたらニュースになっておかしくないじゃないですか？
（12月1日の各局のワイドショーでは取り上げられていましたが、「中国側を怒らせるな」というような論調が中心だったようです。）
でも、ニュースはほぼ完全スルー。
ネットでは話題になっていたのに、地上波では知らんふり。
そういう姿勢を見ると、「あれ、この国のメディアって、何を基準に報道してるんだ？」と首をかしげたくなるんですよね。
別に陰謀論がどうこうとか、大げさな話にしたいわけじゃなくて、おじさんとしてはただ「なんか変だな？」と思うわけです。
もちろん、香港の火災は大きなニュースですし、報道されるのはおかしくない。
でも、じゃあ国内の火災は？ 日本のアーティストが海外で不当な扱いを受けたことは？
そういう話題が軽く扱われたり、見なかったことにされたりするのを見ると、どうにもバランスが悪いように思えてしまいます。
報道って、もっと公平とか中立とか、そういうイメージがあったんだけど、最近は“どの話題を大きくし、どの話題を扱わないか”の差があまりにも大きくて、ちょっとモヤっとするんですよ。
ああ、これが「報道しない自由」なんだな、と。
もちろん、テレビにも事情や優先順位があるんでしょう。
視聴率とか、海外ニュースのショッキングさとか、扱いやすさとか、いろいろあると思います。
でも、視聴者としては、そういう“テレビ側の都合”ってけっこう透けて見えるものなんですよね。
おじさんはそこまで細かく社会を分析したいタイプではありません。
ただ、ニュースを毎日見ていると、「あれ、これ変じゃない？」と思う瞬間がある。
今回は、そんな“違和感メモ”みたいなものです。
ただの雑感ですが、最近のニュースを見ていると、ときどきこうした小さな引っかかりが出てくるんですよね。
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