どうも、氷河期おじさんです。
今日は、母と約2ヶ月ぶりに入院している親父の面会に行ってきました。
親父は重度の認知症で、しかも寝たきりの状態です。
もう3年近く入院したままで、退院できる見込みはまったくありません。
本来ならもっと頻繁に顔を出した方がいいのかもしれませんが、おじさん達としても、実際にはなかなかそうもいかないんですよね。
前回見舞いに行った時は、こちらが話しかけても会話はほとんど成立せず、特にこちらに関心を示す様子もありませんでした。
にもかかわらず、少しでも気に食わないことがあると急に目つきが変わって怒鳴り出す始末。
正直、かなり不毛感を覚えたものです。
その時のてん末は、以前の記事にも書いた通りです。

そんなこともあって、しばらく面会には行っていなかったのですが、札幌もようやく春が近づいてきて、道の雪もだいぶ減ってきました。
車を出すのも楽になったし、さすがに一度は様子を見ておいた方がいいだろうと思って、今日、病院へ行ってきました。
久しぶりに会った親父はというと、今日は妙にテンションが高く、わりとごきげんな様子でした。
もっとも、ごきげんだからといって会話が成り立つわけではなく、何を話しかけても反応はあいまいで、結局話は噛み合いません。
そのあたりは、以前と何も変わっていませんでした。
ただ、見た感じでは体調そのものはそこまで悪そうではありませんでした。
親父は間質性肺炎と肺気腫も患っているのですが、少なくとも今日の時点では、苦しそうにしている様子はありません。
重度の認知症で寝たきりというだけで十分大変な状態なのですが、それでも「思ったよりは元気そうだな」と感じたのは事実です。
面会中は、いつものように母が持ってきたプリンを食べさせていました。
こういう時だけは、ちゃんと口を開けるんですよね。
食べることについては、相変わらずしっかりしているというか、そこだけは昔から変わらないなとおじさんは思います。
ただ、食べている時も食べ終わった後も、こちらを見て何か反応するわけではなく、そのへんも結局いつも通りでした。
その時、看護師さんが部屋に入ってきて、親父に「プリン食べさせてもらったんだ、美味しかった?」と声をかけてくれました。
ただ、やはり親父とは会話がうまく噛み合っておらず、おじさんは横で「ああ、まあそうだよな」と思うしかありませんでした。
すると看護師さんが、少し笑いながら「今日はご機嫌だね。いつもそうならいいけど、時々大声だして怒るもんね。だから怖がられるんだよ」と言っていて、おそらく親父本人に話しかける形を取りつつ、実際にはこちらに様子を伝えてくれていたのだと思います。
それを聞いて、おじさんは「ああ、そういう所はやっぱり残っているんだな」と残念に思いました。
親父は認知症になる前から、少しでも気に食わないことがあると大声で怒鳴る人でした。
なので、認知症になったから突然そうなったというよりは、もともとの気質のようなものが、そのまま表に出やすくなっているのかもしれません。
別に今さら驚きはしませんが、あまりうれしい確認でもないですね。
家族としては、「そのへんは丸くなって消えてくれてもよかったのに」と、思わなくもありません。
とはいえ、今日は荒れているわけでもなく、機嫌よくプリンも食べていましたし、見た目には体調も大きく崩していないようでした。
そういう意味では、久しぶりに顔を見に来た甲斐がまったくなかったわけでもありません。
会話ができなくても、様子を見て、今の状態を自分の目で確認することには、それなりに意味があるのだろうと思います。
ただ、その一方で、長く話せるわけでもなく、こちらをしっかり認識している感じもないので、ある程度するとやることがなくなるのも事実なんですよね。
プリンを食べ終わった後は、親父もまたおじさん達に関心を向ける様子はなく、こちらも長居しても仕方がないと思って帰ることにしました。
久しぶりの面会でしたが、何か感動的な出来事があったわけではありません。
ただ、とりあえず今も生きていて、少なくとも今日見た限りでは、そこまで弱っているようには見えなかった。
その確認ができただけでも、行った意味はあったのだと思います。
毎回そんなに前向きな気持ちで帰れるわけではありませんが、それでも、まったく行かないよりは、たまにでも顔を出して様子を見るくらいが、今のおじさんにはちょうどいいのかもしれません。
帰り道、ハンドルを握りながら「たぶん次も、また2ヶ月後くらいでいいんだろうな」なんてことを考えていました。
熱心な家族とは言えないかもしれませんが、無理をして気持ちをすり減らすのも違いますからね。
今はこれくらいの距離感で、ぼちぼちやっていこうと思います。
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